特印(特殊通信日付印)って? 期間限定・押せる郵便局も限定のレア消印!珍しいデザインを自慢しよう

特印・小型印

特印(特殊通信日付印)についてちょっと詳しく、でもなるべく簡潔にご説明します。

特印(特殊通信日付印)ってどんな消印?

さて、早速特印について調べてみましょう。

特印(とくいん)・特殊通信日付印(とくしゅつうしんにっぷいん)は、記念・特殊切手の発行時や全国的な記念行事などの際に使用される消印である。直径36mmの消印で、鳶色のインクで押印される。 特印には、機械印(記念押印機用印)と手押し印(手押用印)の2種類がある。

Wikipedia「記念印」より引用

・・・なるほど、分かりません。

ポイントは「切手の発行」です。特印は「記念切手の発行の際に使用される消印」と覚えましょう。切手の発行に合わせて使用されるため、切手のデザインに近い消印が専用に作成されます。つまり、スヌーピーの切手の発行日にはスヌーピーの消印、プーさんの切手の発行日にはプーさんの消印が使用されます!とっても可愛らしく珍しい消印です。

※厳密には、シリーズ切手の発行日に使用される消印は絵入りハト印と呼びます

特印は、切手の発行に合わせて、切手のデザインにちなんだものが使用される!

どうやって手に入れるの?

風景印同様、窓口押印か郵頼(郵便による依頼)で入手できますが、特印の入手はやや面倒です…その分、レアな消印として価値は十分にあります!

近々使用される特印を探す

まずは、日本郵便のサイトで切手情報を探し、手に入れたい消印があるか確認しましょう。日本郵便のトップページからはとっても辿りにくいので、Googleで「新着切手情報」と検索すると早いです。そこには今年発行される切手の一覧が掲載されています。

気になる切手を見つけたらクリック。切手の紹介ページに移ります。このページの下の方、「その他」のところに小さく「『郵趣のための押印サービス』についてはこちら」と書いてあります。ここに、この切手の発行に合わせて使用される特印のデザインと、配備される郵便局の一覧が掲載されています。

※「郵趣」とは「郵便を趣味とすること」の意味で「ゆうしゅ」と読みます。

気になる特印を見つけたら、窓口押印あるいは郵頼の準備をしましょう。

窓口で消印をもらうには

特印を使用する郵便局は全国でもごくわずか。先ほどの「郵趣のための押印サービス」のページに掲載されている100局程度です。消印の種類によっては10局ほどしか取扱がありません。

また、使用期間も非常に短く、1日だけ、もしくは1週間です

運良く近くに目当ての特印を使用する郵便局があり、かつ、当日にそこへ行くことが可能であれば、窓口で消印を貰うことができます。

とってもハードルが高いので、多くの人は郵頼をすることになると思います。

郵頼で消印をもらうには

郵頼もちょっと複雑です。

特印の郵頼は「特印と一緒に発行された切手にしか押印ができない」ため、「郵頼に為替を入れて切手を購入しなければならない」からです。

特印の郵頼は、定額小為替などで切手代を支払う必要がある

郵頼用封筒には次のものを入れましょう。

  • 押印台紙(どの切手をどこに貼ってどの消印で押してほしいか、メモを付けましょう)
  • 返送用封筒(返送料分の切手を貼っておく)
  • 定額小為替(普通為替でも可)

また、特印の郵頼には締切があります。発行日の2週間前と結構早いので要注意!

特印は風景印に比べややこしいですが、期間を逃すと二度と手に入らないことから希少性は高いです。ぜひ魅力的な消印を集めてみてくださいね!

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