そもそも消印(スタンプ)ってなに?
郵便物には「消印」(スタンプ)が押されます。
これには、大きく2つの意味があります。
- いつ、どこの郵便局がお客さんから引き受けたのか明確にするため
- 郵便料金がきちんと支払われたことを証明するため(消印は葉書の料額や切手にかかるように押されますよね)
また、消印には日付が入っていることから「通信日付印(つうしんにっぷいん)」とも呼びます。
特別なものって?
一般には、シンプルな円形に「郵便局名・年月日・時間」が記されたものがよく使用されていますが、綺麗でお洒落なデザインの消印も使用されることがあります。特別な消印にはいくつか種類がありますので、代表的なものについてご紹介します。
風景印(風景入通信日付印)
風景印(風景入通信日付印)は、郵便局に配備され、局名・支店名と年月日欄と共に、当該局近辺の名所旧跡等にちなむ図柄が描かれている。規定により消印の大きさが直径36mm以内でなければならないが、形については円形の普通印と円形以外の変形印がある。
Wikipedia「風景印」より引用
「当該局近辺の名所旧跡等にちなむ図柄」を特徴とします。例えば浅草ならスカイツリー、鎌倉なら大仏ですね。名所だけでなく、地域の名産品や縁のある偉人がデザインされることもあります。風景印を見れば、その地域についていろいろなことが分かり面白いですよ!
※全ての郵便局に配備されているわけではありません
特印(特殊通信日付印)
特印(とくいん)・特殊通信日付印(とくしゅつうしんにっぷいん)は、記念・特殊切手の発行時や全国的な記念行事などの際に使用される消印である。直径36mmの消印で、鳶色のインクで押印される。
Wikipedia「記念印」より引用
こちらは切手のデザインと揃っていることが特徴です。お花や名画を描いたものから、ミッキーやドラえもんをデザインしたものまで!
全国でもごく一部の郵便局でしか使用されず、使用期間も発行日から1週間ととても短いため、目にしたことがない人も多いと思います。
どうすれば押してもらえるの?
欲しい消印を使用している郵便局に行って「風景印(特印)を押してください」と言えばOK。
じゃあ、遠方の郵便局の風景印や、忙しい時期の切手の特印は諦めるしかない?
そんなことはありません。郵便で依頼する方法があります。また、消印は「郵便料金がきちんと支払われたことの証明」ですので、押してもらうためにルールがあります。別記事で詳しくご説明します。